社長、財務の事は経理任せ ですか?? 茨城 つくば土浦 税理士 武石光弘
茨城、土浦つくば税理士 武石光弘 です。
知り合いの社長との会話
私『今度、税金の改正がありますよ。社長の会社も摘要出来るかも知れませんよ』
社長『そういったことは全部経理に任せているから。。。。。。。』
これで会話は終了です。もし、顧問先様ならば、私ももっとしっかり説明をしますが。
言いたいのは、経理任せで良いのですか と言う事なのです。実は、これは大きな間違いなのです。これでは経営のかじ取りは出来ません。
社長が正しく経営のかじ取りをするためには、貸借対照表(B/S)、損益計算書(P/L) の基本を押さえてほしいのです。出来れば、キャッシュ・フロー計算書(C/S)まで知ってほしいです。
貸借対照表(B/S)と損益計算書(P/L)は、会社の決算で必ず作成します。見たことはあるに違いありません。
社長の中には、分からない 何て恥ずかしくて言えない、今さら聴けない と考えている人が実に多い と感じてます。恥ずかしいことなどありません。私の感覚では、90%以上の社長は分かっていません。限りなく100%に近い社長が知らない と言っても良いです。
基本を押さえ、『ここの数字を見てほしい』ところが分かれば、難しいと思わなくなってきます。ブログの中で御案内していきます。
損益計算書 P/L ピーエル
損益計算書とは、『1年間の企業の経営成績』です。売上から費用を差し引いて、1年間でどれだけ稼いだか を表しています。
実は 決算書の損益計算書には、大きな欠陥があります。企業の本業の利益が正しく算定出来ません。本業の利益とは、売上から、商品や材料などの仕入 をマイナスした金額を指しています。
会社の収益構造をしっかり把握したい場合は、決算書の損益計算書 ではなく、『変動損益計算書』を作成しなければなりません。
私が作成する変動損益計算書は、決算書の損益計算書のように数字が並んでいるものではありません。図にして御説明していきます。社長にも記入してもらいます。
ただ、試算表を渡して数字を見ていても分かりません。パソコンの画面を見せて説明しているテレビCMもありますが、同じことです。分かるとはとても思えません。
変動損益計算書 の図は、ブログで御案内します。
貸借対照表 B/S ビーエス
貸借対照表とは、『会社に残っている財産』を表している表です。会社設立時から現在までの経営の累積です。貸借対照表を見れば、代々の社長がどんな経営をしてきたのか が分かります。
貸借対照表の右側は、お金の集め方 を表しています。負債と自己資本(純資産)から成ります。左側は、集めたお金の使い方を表しています。
貸借対照表は お金の集めたかと、お金の使い方を表しているので、左右が同じ金額になります。バランスシートと呼ばれる訳が分かります。
貸借対照表には、社長には必ず見てほしい数字や割合があります。『自己資本比率』『現金預金比率』『借入金比率』の3つです。
この数字の見方や、貸借対照表の見方は、このブログで御案内していきます。
キャッシュ・フロー計算書 C/F
キャッシュ・フロー計算書とは、『現金預金の流れ』を見るものです。損益計算書上で売上や利益が出ていても、手元にお金がない なんてこともあります。社長ならこんな思いをしたことがあると思います。
キャッシュ・フロー計算書の見方も ブログでご紹介していきます。
茨城、土浦つくば税理士 武石光弘