【社長の勘違い】 経営コンサルタントのアドバイスはいつも正しい???② 茨城 つくば土浦 税理士 武石光弘
あるコンサルタントは、銀行と リスケジュール (リスケ)はするな、と指導しています。理由は、銀行からお金が借りられなくなるから だと言います。
リスケをしていなくても、借金過多で 赤字だったら 銀行から追加融資は受けられません。
こちらが『銀行にリスケして、返済金額を減らしましょう』と提案しても、社長はコンサルタントの言う事を優先してリスケをしません。そしてどんどん資金繰りが悪化していきました。
その後、銀行の方からリスケの提案がありました。
自分で考えない社長で コンサルタントの意見を聴く。税理士の意見や提案は聴かない、私ならばお付き合いしたくない社長です。
経営に関することを誰にも頼れないのが社長です。しかし、社長も誰かに相談したいのです。そんな時に出てくるのが無資格のコンサルタントです(もちろん無資格でも真っ当な人はいます)。
コンサルタントは、社長のやりたい事や望みそうなことを先回りして言い、背中を押します。迫力ある態度や魅力的な言葉で社長を間違った方向に導きます。
しかし、中小企業の社長が頼るべき人は、深い財務や会計の知識をもち 資格も持っているコンサルタントです。
時には耳の痛い忠告や、社長の希望とは違う提案をするコンサルタントを信用 信頼すべきです。
茨城、土浦つくば税理士 武石光弘